2023年1月30日月曜日

グリーンウッドワーク 海上の森講座、後期「スツールづくり」

第1日目、2023年1月21日(土)



先ずは山へ入って材料の調達。
今回は高圧電線下に伸びたヒノキを、
海上の森センターの人に伐ってもらいました。


直径 25~30センチくらいで、年輪を数えたら68歳。
(実は私と同級生だったのです!)


これを工作室に持ち帰って、楔を打ち込んで二つ割り。



そのあとマンリキ(フロー)を使って四つ割に、
更に割り返してから、


削り馬でひたすら削ります。


先ずは4本の脚を、角材の状態から
八角形に、そしてだんだん丸くします。


第2日目、2023年1月22日(日)


講師のグリーンウッドワーク協会 小野さんから
木目に関する特性を説明してもらいながら、


脚に引き続いて削った座枠と貫と呼ばれる、
座面を編むための枠と脚を繋ぐ部材を4本ずつ、
テノンカッターという、鉛筆削りの大きなの
みたいな刃物を使って「ホゾ」を削ります。


そのホゾを打ち込むホゾ穴を、慎重に
方向を確かめて、ドリルで開けます。


部材が全部揃ったら、いよいよ組み立て。


夕方まで目一杯時間をかけて、
なんとかフレームを作り上げました。


第3日目、2023年1月28日(土)


この週今季最強寒波が襲来し、瀬戸の海上の森
あたりも薄っすら雪でしたが、なんとか開催。


出来上がったフレームのガタつきを確認して、
脚の長さを調整、上部の伸びた部分をカット。


各部材の表面をナイフで整えます。
みんな大切なスツールなので、
黙々と作業が続きました。


最後はアクリルテープで座編みです。
みなさん好きな色を選んで、単色と
二色とで、個性の出たスツールに。


3日間かけて出来上がりました!。


『本当に私にできるかな?。』と言っていた人も、
1週間前は山に生えたヒノキが、思い思いの
色合いの素敵なスツールに仕上がりました。


里山に生えていた木を、自分の手で削って
作り上げた、世界にひとつだけのスツール。
毎日の暮らしの中で、ずっと大切に使って
いただけたら嬉しいです。

みなさんお疲れ様でした!。


★ 上の写真はタップまたはクリックで、拡大してご覧いただけます。














 

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