2024年2月18日日曜日

グリーンウッドワーク講座 海上の森、令和5年度 「ククサづくり」

 
2月17,18日のグリーンウッドワーク講座 海上の森は
2年目を迎えて初めての「ククサづくり」。
 
ククサ(Kuksa)というのは、北欧スカンジナビア半島
辺りで、日本でいえばシラカバの木を使って作られる、
伝統的な木の手作りカップ。
今回はタカノツメという木を使って作りました。
 
初日は、あいち 海上の森センターの工作室で説明と
参加者の紹介のあと、直ぐ近くの森の中へ。

 
根元の直径は 20cm以上、樹齢 55~60年くらいの
樹で、この森には多く生えていいるようです。
 
 
これは今月初め、名古屋市瑞穂区の山崎川の
河原でたまたま撮影したオオタカ。
 
 カラー自然ガイド・野山の木Ⅱ(保育社刊)より抜粋
 
タカノツメという名前の由来は、冬芽の形が、
あるいは葉のつき方が三つになっていて、鷹の
足の爪先に似ているからなど諸説あるようです。

 
センターの方に根元の直径 25cmくらいの樹に
チェーンソーで切り込みを入れたら、事前に
掛けてあったロープをみんなで引っ張って、

 
倒した樹を短く切ってもらって、手渡しで運び出し。


工作室に戻ったら、斧で半分に割る。

 
中心が茶色く、その周りが白い材です。

 
半割にした材料を、斧で板状にし、輪郭を
描いたら鋸であらかたの形に。
(右がタカノツメ、左はヤマザクラの参考品)

 
そのあと鑿を使ってカップの部分をコンコン彫る。
 
参加者に拠って進み具合はまちまちでしたが、
だいたいこんな感じで第1日目が終了。
 
 
 
2日目、 鑿の彫り込みが未了の人は続きを、
 
 
済んだ人は斧で外側を丸く削っていきます。
 
  
 
斧を当てるときにも、ナイフで削る時も材料の
木目を見極めて刃を当てないといけません。
そんな説明とナイフの使い方についての指導を
受けたら、あとは皆さんそれぞれ目指す形に
ひたすら削る、静かな時間が続きます。
 
  
 
そんな工作室の外にはメジロや、
 
 
いつものジョウビタキ(♀)の声。
 
  
 
夕方までに出来上がった皆さんのククサ!。
 
大きさも形もいろいろで、未だ削り足らない 
かもしれませんが、あとは自宅に戻って
気のゆくまで削って仕上げてもらうことに。
 
 
2日間でほんとうにククサができるのか?、
と皆さん思って参加されていたようですが、
できました、里山の木でこんなククサが!。 

続きは、来月(3/9)の「みどりの工作室」に
参加して仕上げていただくこともできます。 
 
また、 来年度も 
グリーンウッドワーク講座 海上の森
は継続の予定で、
スプーン・スツール・ククサを
テーマにする予定です。

新年度の講座案内ほかについては、4月以降に
       ↑ここをクリック
のホームページをご覧ください。









 

2024年2月11日日曜日

「みどりの工作室」2024年2月

 
来週の「ククサづくり」講座を前に、
同じ材料のタカノツメという木を使って、
みどりの工作室で経験を積んだ人は
初めてのククサづくりに挑戦。

 
外の植え込みにはいつものようにジョウビタキ(♀)。
朝は冷えましたが、作業を始めると1枚脱ぐくらいの陽気。
周りの山の樹々もなんとなく春めいてきています。 
冬鳥のジョウビタキに来月も会えるかな?。

 
こちらはスマホスタンドになるそうです。
可愛がっている保護ネコくんがモデル。
どんな風に出来上がるのか楽しみです。

 
いい天気だったので、みんなで記念写真。
出来上がった足踏みろくろやカキノキの
止まり木みたいなスツールもお披露目。
 
だけどこのあと風が出てきて、やっぱり
まだ冬なんですね・・・。


2024/02/10 海上の森センター工作室

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参加申し込みはこちらから

これで「みどりの工作室」は1周年です!。