2月17,18日のグリーンウッドワーク講座 海上の森は
2年目を迎えて初めての「ククサづくり」。
ククサ(Kuksa)というのは、北欧スカンジナビア半島
辺りで、日本でいえばシラカバの木を使って作られる、
伝統的な木の手作りカップ。
今回はタカノツメという木を使って作りました。
初日は、あいち 海上の森センターの工作室で説明と
参加者の紹介のあと、直ぐ近くの森の中へ。
根元の直径は 20cm以上、樹齢 55~60年くらいの
樹で、この森には多く生えていいるようです。
これは今月初め、名古屋市瑞穂区の山崎川の
河原でたまたま撮影したオオタカ。
センターの方に根元の直径 25cmくらいの樹に
チェーンソーで切り込みを入れたら、事前に
掛けてあったロープをみんなで引っ張って、
倒した樹を短く切ってもらって、手渡しで運び出し。
工作室に戻ったら、斧で半分に割る。
中心が茶色く、その周りが白い材です。
半割にした材料を、斧で板状にし、輪郭を
描いたら鋸であらかたの形に。
(右がタカノツメ、左はヤマザクラの参考品)
そのあと鑿を使ってカップの部分をコンコン彫る。
参加者に拠って進み具合はまちまちでしたが、
だいたいこんな感じで第1日目が終了。
2日目、 鑿の彫り込みが未了の人は続きを、
斧を当てるときにも、ナイフで削る時も材料の
木目を見極めて刃を当てないといけません。
そんな説明とナイフの使い方についての指導を
受けたら、あとは皆さんそれぞれ目指す形に
ひたすら削る、静かな時間が続きます。
そんな工作室の外にはメジロや、
いつものジョウビタキ(♀)の声。
夕方までに出来上がった皆さんのククサ!。
大きさも形もいろいろで、未だ削り足らない
かもしれませんが、あとは自宅に戻って
気のゆくまで削って仕上げてもらうことに。
2日間でほんとうにククサができるのか?、
と皆さん思って参加されていたようですが、
できました、里山の木でこんなククサが!。
続きは、来月(3/9)の「みどりの工作室」に
参加して仕上げていただくこともできます。
↓
また、 来年度も
グリーンウッドワーク講座 海上の森
は継続の予定で、
スプーン・スツール・ククサを
テーマにする予定です。
新年度の講座案内ほかについては、4月以降に
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のホームページをご覧ください。