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2026年9月8日火曜日

令和8年度 グリーンウッドワーク講座 海上の森 第6回 特別講演会「刃物を通してみる自然と暮らし」


9月5日に開催された講演会は、
「刃物を通してみる自然と暮らし」、
講師は かくまつとむ さん。
自然・環境・伝統文化・ものづくりなど
幅広い分野で活動、執筆をされています。


かくま さんが全国から集めた刃物のコレクション。
『人は道具なしでは何も作れない』と仰ったとおり、
生活に根付いた歴史を示すものたちでした。


同じ用途でも作られた地方によって形が違ったり、
「野鍛冶」といわれる鍛冶屋さんたちが、使い手の
用途を聴きながら作ったいろいろな手作り刃物。


『これは何の道具でしょうか?』ってクイズ。
これはウナギを獲るためのものだそうです。


グリーンウッドワークで使うドローナイフのような
ふたつの刃物(クリックして拡大できます)。
左手のはドローナイフと同じような銑(せん)、
右手のはお餅を切るための刃物だそうです。


大鋸(おが)を挽く体験もしてもらいました。


午後はグリーンウッドワーク協会の小野さんから、
グリーンウッドワークに使う道具の説明など、
参加者の皆さんは興味津々の一日でした。







 

2026年6月2日火曜日

令和8年度 グリーンウッドワーク講座 海上の森、「ククサづくり」5月30日、31日


今年度最初のグリーンウッドワーク講座は「ククサづくり」。
先ずは森で材料となるタカノツメの木を参加者が順番に
鋸を入れて、ロープで引き倒しました。


こんなふうに心材は茶色く模様があって、年輪を数えるのは
難しいのですが、たぶん50~60年生だと思います。


そのあとチェーンソーで短く切ってもらい、工作室へ。


説明を聞いたあと、早速半分に割り返し。


それを作業台に固定して、カップ部分を鑿で彫ります。


彫り終えたら、側の部分を斧で削り落とすのですが、
斧に慣れない皆さん、要領がわからなくて苦戦。

あとで聞いた話では、
『お母さん腕が疲れて料理できない!。』
ってお子さんに手伝ってもらったそうです。

ってな調子で1日目は終了。


2日目の朝は、先ずはホトトギスやウグイスの声を
聞きながら、呼吸を整えて体を伸ばして準備体操。


1日目に引き続いて、斧で形を整えて、


こんな感じにして、もうちょっと斧で削ってから、


あとはナイフで表面を削って、思い思いの形に。


こんなふうにできあがりました!。
あとは自宅で、あるいは再来週の「みどりの工作室」
に参加していただいて仕上げてもらえることでしょう。


『充実した2日間でした!。』
『久しぶりに頑張りました!。』
『とっても楽しかったです!。』

って感想をいただき、講師もスタッフも
嬉しかった「ククサづくり」でした。





 

2026年2月24日火曜日

令和7年度 グリーンウッドワーク講座 海上の森、「スツールづくり」



先ずは海上の森センターの方から海上の森の成り立ち、
今回の材料のヒノキについて説明を受けました。
今回は今までのスツールと違って、ヒノキのムク板を
座板に使ったもの(手前の1/2サンプル)です。


60年生超のヒノキに楔を打ち込んで割る。


それを万力を使って半分に割り返す。


第1日目は小さく割り返したヒノキを削り馬に
載せて、ひたすら削りました。


未だ寒く、でも脚を削るのは汗をかきながら
デッキで作業を続け、第1日目は終了。

2026/02/07




二週間後の第2日目は晴れて急に春の陽気。


第1日目に削った脚と一緒に乾燥してもらった
座板をそれぞれ選んで、第二日目の作業開始。


脚を取り付ける位置を座面に罫書いてから、慎重に
角度を確かめて、手回しドリルでホゾ穴を開ける。


脚にはテノンカッターという刃物を手回しドリルに
取り付けて、グルグル回してホゾを削ります。


いよいよ組み立て。
座板と脚のホゾに接着剤を塗って、楔を打ち
込んだら、飛び出した部分を切り落とします。


ガタつきを見た上で脚の長い部分を切り落とし、
座面や脚をきれいに仕上げたら完成。


なんとか二日間でスツールが完成!。


皆さん達成感いっぱいの笑顔。

初めての形のスツールでしたが、皆さんに満足いただけて、
講師もスタッフも良かったと思えた二日間でした。

※画像はクリックして拡大してご覧いただけます。

2026/02/14



 

2025年12月8日月曜日

令和7年度 グリーンウッドワーク講座 海上の森 第5回 特別講演会「農民美術運動とこっぱ人形」-お話と制作体験


講師に長野県上田市にある「コゲラの里工房」徳武忠蔵さんを
お招きし、農民美術運動の歴史や意義についてお話しいただき、
こっぱ人形の制作体験会のご指導をしていただきました。


古いこっぱ人形の中には、直径2cmくらいの木の枝を使って
作られたのもあり、本などでは判らない驚きがありました。


大正から昭和初期にかけて広がった「民藝運動」は「物」を
評価したのに対して、「農民美術運動」は「人」が中心と
なった、当時の暮らしに根付いた運動であったという
お話が印象的でした。(写真はすべて拡大できます)


現代風な姿やスマホを覗き込むクマは
徳武さんの作品です。


台の部分に「自力更生」と書かれた農夫は、
どんな時代に生きていたのでしょうか?。


シラカバの枝で作られた、幼子を背負うお母さん。


500円硬貨の直径は 26.5mm、それより細い枝を
使って、どうやって彫ったのでしょうか?。


今風の人形たち。


講演に続いて、工作室に移動して
こっぱ人形の製作体験会。


基本的には、角材に正面と側面のスケッチを描いて、
鋸で切り込みを入れ、それを彫刻刀で少しずつ削り、
形にしていきます。(モデルは上田の子獅子だそう)


体験会で教材となった女の子の人形、高さ 5cmくらい。
材料はカツラ(写真)とシナの木の二種類。


初心者向けに、正面の雛形だけを材料に写しとり、
先ずは輪郭を平刀で切り落とします。


彫刻刀といえば、皆さん版画を彫ったりしたことは
あるでしょうが、立体となると勝手が違います。


徳武さんに聞いたり、見本を何度も見返しながら、


皆さん熱心に集中して彫り続けていました。


何とか形に。
因みに徳武さんは、ほとんど幅 20mmの
平刀だけを使って彫るんだそうです。


一番要となるのは顔。
首の部分を彫らなくても「人」に見えるように、
僅かな角度で額から鼻の辺り、そして口元を
彫り分けることによって「顔」を表現する。


『できるだけ少ない平面でとらえる』ということ、
それには「人」の身体のこと、「彫刻」の基本的
なことを知っていないとできないことですね。


色づけまではできなかったのですが、だいたい彫り
終えて体験会は終了、この皆さんの笑顔!。

続きはご自宅で、また翌週 12月13日(土)の
「みどりの工作室」で仕上げてください。
↓
「みどりの工作室」参加のお申込みは
こちら から。