今回のテーマは「我谷盆(わがたぼん)」、石川県の旧我谷村
(現 加賀市山中温泉我谷町)に伝わる、独特な削り模様のお盆です。
日本にもこんなグリーンウッドワークがあるんです。
11月12日・19日の二日間、先ずは森に入って材料調達。
今回の材料は「タカノツメ」という木。
切り株の樹皮の内側にはオレンジ色の樹液が出ていました。
この樹液は防水性のある塗料として活かされたそうです。
からだとか、でもなかなか鷹の爪は観察できませんね。
あいち海上の森センターの工作室に戻り、
適当な長さに切ってから、斧で割ります。
芯の周りは茶色ですが、そのほかは白くてきれいな木肌でした。
割った材料を先ずは斧で削って、
鉋で形を整えたら、
丸鑿と平鑿を使って、彫っていきます。
第一日目終了、みなさん筋肉痛になったとか?。
第二日目は仕上げの削り。
皆さん黙って真剣に彫り続けました。
今回の仕上げは柿渋を塗りを紹介。
ちょっと欠けたお盆、ちょっと歪んだお盆、
木地のままでもきれいな、それぞれのお盆が完成。
自分で作った、世界にひとつだけのお盆を持って満足気です。
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