今回は10月15日(土)と22日(土)の二日間での講座。
グリーンウッドワークの始まりは山へ入って材料の調達。
今回はヒサカキの木を1本伐ってきて工作室へ運びました。
製作工程について説明を受けて作業開始。
サンプルはホオノキです。
ヒサカキは切ると淡いピンク色で、女性に人気でしたが、
実はちょっと堅くて、初めての人にはたいへんかな?。
切った丸太状のものを斧で二つに割ってから、
続いて斧であらかたの形に削っていきます。
ナイフは使い方を間違えるとケガをしてしまうので、
安全な使い方のレクチャーを受けたあと、削りの開始。
最初は慣れない削り方で、戸惑う方もみえましたが、
安全が優先なので、徐々に慣れていってもらいます。
道具を使って、少しずつ引っ掻くように削っていきます。
第一日目は終了、なんか?スプーンの形になりました!。
二日目は1週間置いて、少し木が乾いた状態で仕上げの削り。
金属製のを含めて、講師が用意したいろいろなスプーン。
フックナイフに慣れてどんどん削ってしまいがちですが、
実は案外くぼんだ部分はそんなに深くないという見本です。
この日は皆さん黙々と集中していたので、微かに
ナイフで削る音だけが会場を覆っていました。
午後2時頃には皆さん削り終え、続いて仕上げ方法の紹介。
写真は山のオニグルミの実をハンマーで割ったあと、
実を搔き出して金属製のスプーンで潰しているところ。
これをガーゼとか不織布にくるんで、仕上がったスプーンに
押し付けて拭き込むという、オーガニックな方法です。
続いてナイフの研ぎ方の紹介。
さぁこれで完成!。
最初は本当にスプーンなんてできるんだろうか?、って
おっかなびっくりだった皆さんも、世界にひとつだけの
それぞれのスプーンができて満足していただけました。
お疲れ様でした!。
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