2025年2月10日月曜日

令和6年度 グリーンウッドワーク講座 海上の森、「スツールづくり」


4日間の「スツールづくり」講座初日、工作室で
概要説明のあと、森へ入って材料の確保。


事前に見つけておいてもらったヒノキ、
センターの方が伐倒する様子を見学。


樹齢はだいたい 70年。


短く玉切りしたヒノキをみんなで工作室へ運んで、
先ずは楔を打ち込んで半割りに。


斧なども使って四つ割に、脚や貫に使えるよう
更に割り返したら、ひたすら削りが続きます。

2025年1月25日




二日目はサンプルにあるように、角材を
それぞれの部材に削って行きます。


天気が良くて、屋外のデッキで。


貫は先端をテノンカッターという刃物を
手回しドリルに着けて、丸いホゾに削ります。


ホゾを取ったら、全体を滑らかに
丸くひたすら削って、前半は終了。

2025年1月26日



二週間経って後半が始まった日は、前夜からの雪。
遠方で参加を断念した人、車を諦めて公共交通機関で
来た人、午後から参加の人、なんとか開催できました。


前半で削ったこの座枠と貫は講師の小野さんたちが
持ち帰って乾燥させ、それを先ずは仕上げます。


工作室の中は黙々と削る音だけが響いていました。


部材の表面をきれいに仕上げたら、組立に
向けてホゾ穴を手回しドリルであけます。


脚を二本ずつ繋いで組み立てて三日目は終了。

2025年2月8日



4日目は前日組んだ脚に、直行する穴をあけて、


二組の脚を座枠と貫で繋いで、


遂に骨組みが完成!、思わず笑顔。


午後からはい草ロープを使って座編み。


くるくる回しながらの作業は、時々迷い
ながらも徐々にこつを掴んで奮闘。


二週間前森に生えていたヒノキがこんな
スツールになって、みなさん満面の笑み。

中には『人生でいちばんの達成感』という方も。
スタッフ一同としては嬉しい言葉でした。


2025年2月9日

写真はそれぞれクリックして大きくご覧いただけます。

これで今年度の「グリーンウッドワーク講座 海上の森」は
終了しましたが、来年度も続けますので皆さんお楽しみに!。

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月8日(土)です。
参加申し込みはこちらからどうぞ。















 

2025年2月3日月曜日

「みどりの工作室」2025年2月2日


冷たい雨の振る海上の森、この日は「ロゲイニング」という
大会が開かれていて、10時半過ぎに大勢の人がスタート。
「ロゲイニング」というのは渡された地図を基に、指定された
時間内に各ポイントを回って得点を競うスポーツだそうで、
ここから瀬戸市街を含めて、3時間コースと 5時間コースに
分かれて行われたようです。              

因みに「ロゲイニング」という名称は、オーストラリア発祥で
創始者のの三人の発案者の名前を文字っているのだとか。


この日の材料は 70年生くらいのヒノキと
武田製材さん提供のネムノキ。


初夏にピンクのきれいな花を咲かせるネムノキ、
心材は渋い茶色でなかなかよい材料になりそうです。
こちらウィンザーチェア製作に挑戦です。


アルコールを吹き付けて保管してきたヤマザクラ、
未だ柔らかくて我谷盆を製作中。


左はずぅ~っと掘り続けてきた大きなボウル。
右は冷凍庫で保管しながら削り続けてきたスープカップ。
そのエネルギーと根気には脱帽です。
お二人ともどこで終わらせるかをちょっと気にしてました。




先月組み立て始めたクワの木のラダーバックチェア。
この日加藤慎輔さんのアドバイスを受けながら、
細いい草縄で座面を編み込んで完成しました。

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